乳腺炎の治し方

陥没乳首が原因で起こる乳腺炎の問題

胸はデリケートな場所で、炎症して腫れあがることもあります。

 

乳腺炎という病気をご存知でしょうか。
乳腺が炎症を起こす状態で、乳首が赤く腫れあがり、痛みも伴います。
陥没乳首の方は、特に乳腺炎のリスクが高いと言われています。

 

乳腺炎は3つに分類されます。
・急性鬱滞性乳腺炎
・急性化膿性乳腺炎
・慢性乳腺炎
同じ乳腺炎でもタイプによって症状が違います。

 

タイプ@ 急性鬱滞性乳腺炎について

その名にある通り、急性炎症で別名「授乳期乳腺炎」と呼ばれます。
乳腺内に溜まる乳汁が細菌によって感染し、その細菌感染が原因で発症します。
また、陥没乳首が原因とも言われていますが、根本的には乳首が凹んでいるために清潔状態を保ちにくいことが理由です。
はじめに起こる症状は、乳房全体、また乳汁が鬱滞することによる腫れです。つまり、炎症です。
それがさらに進行すると皮膚や粘膜の一部が充血し、赤みが帯びます。
そこの部分から全体的に熱を伴い、ずきずきという痛みもあらわれます。
これを放置していると最終的に、膿が溜まった膿瘍が発生します。
そこからさらに、ワキの下にあるリンパ節が腫れ、さらに熱を帯びることもあります。
早期に適切な処置をしないと、化膿性乳製炎に進行してしまいます。
治療法は、搾乳によって乳汁を排出させて冷やすなどが主です。

 

タイプA 急性化膿性乳腺炎

急性鬱滞性乳腺炎から進行した状態の乳腺炎です。
乳頭にできた傷などから、どんどん化膿菌が侵入し、感染することがあります。
乳房は赤く腫れ、激しい痛みも伴います。リンパ節も、同じように腫れて痛みます。
さらいは、悪寒や震えを伴う発熱などもあらわれます。
この場合は、抗生物質の投与や膿を排出させるなどの治療が行われます。

 

タイプB 慢性乳腺炎

この乳腺炎は若い女性に多く(授乳などは無関係)、これもまた陥没乳首が原因で起こることがよくあります。
乳輪の下に固いしこりがあり、そこから痛みも発生します。
そのしこりが破れ、膿が出るという流れを何度も繰り返すことになります。
慢性乳腺炎の治療は、膿のたまった袋を切除して、凹んだ乳頭を突出させる方法が行われます。

 

乳腺炎の予防法と治療

乳腺炎は痛みも伴いますし、病気ですから予め対策しておくことをおすすめします。
予防のポイントは「母乳を溜めない」「乳頭を清潔に保つ」「食生活」です。
まず、急性鬱滞性乳腺炎は授乳も関係しています。
授乳中の方は、母乳をためこまないようにしましょう。
授乳で使わない分の母乳は搾乳機で搾り出しておくなどの対策を行いましょう。
そして、乳頭は清潔に保っておきましょう。
細菌感染を予防するためにもっとも重要です。
しかし陥没乳首の場合は難しいので、そちらを先に治療してください。
乳腺炎を発症した陥没乳首の患者さんは、完治後に吸引器などのグッズで陥没乳首を解消しているそうです。

 

乳腺炎と無関係のように思うかもしれませんが、食生活も関係しています。
脂っこい食事や甘いものばかり摂る偏った食生活はおすすめできません。
血液がドロドロになると乳腺が詰まりやすくなりますので、ヘルシーな和食料理などをおすすめします。

 

万一、乳腺炎を発症した場合は、すみやかに治療を受けてください。
授乳期乳腺炎の場合は抗生物質の注射や内服薬などによって治療を行います。初期段階でしたら、熱を改善するために湿布で冷やす治療もあります。
膿瘍ができた場合は、切開して膿を排出させる必要があります。
授乳をさけるために、抗プロラクチン薬によって乳汁分泌を抑制する治療もあります。

 

乳腺炎の症状

乳腺炎は、あまり酷くないものから悪化したものまで、症状には幅があります。
乳腺炎の一歩手前の段階では、乳腺が詰まってしまううつ乳という状態に陥り、軽度の痛みやしこりが生じます。
そして、乳腺の穴が詰まってしまうと、乳首の周辺にまるで白いニキビのような白斑ができてしまう恐れもあります。
このような状態の時は、他の人の力を借りなくても改善できる望みがあります。
毎日の食事に注意して、赤ちゃんに母乳をあげる数も夜の間は多めにしたり、赤ちゃんを抱える形を工夫して色々な方向から母乳をあげるようにしたりすると、乳腺の詰まりが解消されて症状が緩和されていくはずです。
でも、一向にしこりの大きさに変化がなかったり、白斑が詰まったままの状態だったりすると、乳房が熱を持ち、本格的な乳腺炎にかかってしまいます。
白斑は、詰まりが解消されても無くなるまでは少量の痛みが続き、解消されるまでにはけっこう時間を使うことになります。
食事を変えたり母乳のあげ方を変えても症状が治まらないという場合には、母乳外来などで助産師にマッサージをしてもらうのがおすすめです。
マッサージを施して詰まりがなくなれば症状は軽くなってきますが、変わらず配慮して母乳を飲ませるようにしてください。
乳房全般に痛みが出ていたり高い熱や倦怠感が引き起こされているときは、乳腺炎がより深刻化しています。
ひどい時は、思いもよらず体温が40度近い状態にまで上がってしまうケースもあります。
一点も風邪の症状が見受けられず、寒気を自覚するのが一般的です。
母乳マッサージをしても一向に回復しない場合、医療機関に頼り、薬の処方を受けます。
ただ、これでも症状が解消しないときは、乳腺部分を切り、その中にある膿を取り去るという手術を受けます。
手術を終えて何日か経過すれば、手術前と同じく授乳をすることができるまでに改善するでしょう。

乳腺炎の原因

乳腺炎は、様々な理由から現れます。
特別頻発しているのが、食べ物が要因となった乳腺炎でしょう。
母乳は、お母さんの血液によって生成されていますので、食べ物に即座に反応を示します。
血液の粘土を高める食生活を続けてしまうと、乳腺の詰まりを招き、乳腺炎を発生させてしまいます。
生クリームたっぷりのお菓子や油をたくさん使った料理などを口にした明くる日に、風邪を引き起こしてもいないのにおよそ40度の高熱が出て、悪寒を自覚するなら、乳腺炎にかかったと言えます。
こうなったら、味付けの濃くない和食を口にするようにし、砂糖を多く使っているような甘いものは減らしていきましょう。
これにプラスして、体が冷えてしまうことも乳腺炎には良くありません。
体の冷えが原因で血流が鈍り、せっかくできた母乳を外に出すことが困難になって、詰まりがちになります。
とりわけ深刻な肩凝りの人は、母乳が正常に流れなくなり、うつ乳状態になってしまいます。
肩のストレッチを実践したりゆっくりお風呂に入って体を温めると良いでしょう。
それと、授乳の仕方がちゃんとできていなくても、乳腺炎を患いがちです。
授乳の間隔をあけすぎたり、一定方向ばかりに偏っての授乳をやり続けていると、乳腺に母乳が蓄積しやすくなります。
母乳を与える方法や回数・頻度を正すことが効果的です。
それから、乳腺の中に細菌が入り込むことにより生じる急性乳腺炎という問題もあります。
急性乳腺炎は、乳腺炎にかかっていた場合に症状が酷くなったり、抵抗力が落ち込んでいたりするタイミングでなりやすいと考えられています。
乳腺の中が詰まってしまうと、乳首に白斑と言われている白色のニキビのようなものが生じてしまいます。
乳首に発生した白斑を取り除こうとして押し潰すなどすると、バイ菌が入りやすくなってしまいます。
乳腺炎にかかった場合は食事や母乳の与え方などを再検討し、そうした対策をとっても改善しないのであれば、専門の病院や母乳外来に行って診断を受けるようにしましょう。

乳腺炎の予防法

乳腺炎にならないためには、普段どおりの暮らしから気を遣わなくてはいけません。
母乳の原料は、母親の体を流れる血液なので、健康面に良い影響を及ぼす食生活が母乳にも良い影響を与えるとされています。
日本人なら和食が望ましいのですが、お米や具だくさんの味噌汁は体を温めてくれるので血の流れも促され、母乳も乳腺内をスムーズに流れます。
たんぱく質を摂るときにも味の濃くない食べ物を口にすることが好ましいです。
ちなみに、欧米的な食事に関しては母乳をドロドロにするため、乳腺炎を患う確率が高まります。
加えて、体が冷えた状態だと血の流れも悪くなってしまい、乳腺内に母乳が蓄積してしまってスムーズに排出されなくなってしまいます。
冬の時期に母乳の出が悪くなるのはこれが理由となっているからです。
浴槽に入る時間を十分にとって芯から体を温めていくと随分状態が良くなることでしょう。
深刻な肩こりの症状があるという人も血行が悪くなっていますので、乳腺炎にかかりやすくなります。
肩を回してほぐしたり無理のない運動で母乳が円滑に流れるようにしていきます。
これ以外に、赤ちゃんに母乳を与えるときの姿勢などを見直すことも乳腺炎を防ぐためには重要となります。
横抱きにして赤ちゃんに母乳をあげるだけにとどまらず、フットボール抱きをし、左右かわるがわる授乳を行いましょう。
母乳を与える角度に変化をつけることによって、たくさんの部位が刺激され乳腺内の詰まりを改善していきましょう。
そして、三時間経つごとの授乳も重要です。
母乳を作るホルモンは、夜遅くに分泌量が増すため、夜の時間はなおさら三時間経過するたびに欠かさず母乳を飲ませるようにすると良いでしょう。
授乳を行うことは、母親の日頃の食事の摂り方や生活習慣を見直す大変有意義なチャンスと言えます。
乳腺炎の防止策は、結果的には良質な母乳を生み出すことになるので、母親に対してだけでなく、母乳を与えられる赤ちゃんとしても好ましいことと言えます。

乳腺炎の治療法

乳腺炎は、見られる症状ごとに治し方が違います。
乳腺炎になりかけの時は、乳腺にしこりができたり、乳首に白いニキビに近い白斑ができて、少し痛みもありますので、さしあたって授乳を実践してみましょう。
しこりや白斑が生じている乳腺の側の乳首を、赤ちゃんの顎の部分にくるようにくわえさせた状態にして授乳を行います。
そして、しこりを微妙に指で押さえつつ授乳を行うと、乳腺の詰まりも改善することもあります。
この他、白斑が現れている場合に針で潰すということは、バイ菌が入り込んだり、そのときだけしか詰まりがなくならなかったりするので、将来異常が出ることも考えられます。
白斑は、乳腺が詰まった状態が引き金となるので、何度も母乳を与えることで乳腺の詰まりを取り除きましょう。
詰まりの問題が見られなくなると共に白斑が消失するわけではなく、痛みを自覚しますが、平常通り母乳をあげていきます。
それから、しこりや乳腺により生じる痛みを抑えるのに役立つ手軽なものといえば、ジャガイモやキャベツを使った湿布あるいは冷えピタなどになります。
これらのものを乳房に当ててみると、乳腺に感じていた痛みが緩和され、スムーズに流れるようになるはずです。
乳房の周りから熱が出て体温も上昇し、完璧に乳腺炎を発症してしまったら、授乳だけでは乳腺が開通されないこともあります。
こうしたときには、母乳外来に相談し、助産師にマッサージをやってもらいましょう。
乳腺が開通されると、乳腺に滞っていた母乳が出るようになって、正常な状態に戻っていくでしょう。
マッサージを行っても一向に症状が落ち着かず、乳腺の流れが良くならないときには、医療機関に行ってみましょう。
診察や薬の処方を行いますが、最後の手段としては、乳腺を切り開く手術をして膿を取り去る方法がとられます。
乳腺切開手術が終わり、数日おけば再びそれまでと同じように母乳を飲ませられるようになります。

乳腺炎になりやすい食べ物

母乳は母親の血液でできているため、血液の粘土を高める食べ物を摂っていると、乳腺の詰まりを発生させる確率が上昇します。
そして母乳については、お母さんが食べたもので味が変化してしまうので、乳腺炎を生じやすくするような類の食べ物は、赤ちゃんにもお勧めできません。
母乳に含まれる塩分が多すぎて味が悪くなって、赤ちゃんが飲みたいと感じなくなることもあるからです。
そうした理由があるにもかかわらず母乳がちゃんと排出されないと思い込み、最終的に、乳腺炎を生じてしまう母親もいるとされています。
乳腺炎になりやすい食事といえば、乳製品であったり油を多く使ったものになります。
洋菓子であるとか餅、脂肪分が豊富な魚や肉なども避ける必要があります。
このような食事を摂りすぎると正常に乳腺が流れなくなってしまい、しこりが発生して熱が上がり、乳腺炎にかかってしまいます。
乳腺炎にならないようにするための食事としては、味の濃くない和食がいいと言われています。
植物性たんぱく質や野菜などをほどよく入ったたっぷりの材料で仕上げた味噌汁やご飯というものは、良い味の母乳を作るでしょう。
動物性たんぱく質を補給したければ、赤身の多いような種類の肉や白身魚を口にすることをおすすめします。
餅を食べればよく母乳が出るようになるとかつては伝えられていたのですが、年月を経ると共に、母乳には適さない食べ物として指摘されるようになりました。
白砂糖もまた、体が冷えて血の巡りが滞る原因になるので、母乳のことを考慮すると向いていません。
食事に白砂糖を使うのではなく黒糖を選んだり、餅米を使っていない甘さも控えた和菓子であったり芋、フルーツなどを食べることを推奨します。
しかしながら、過剰摂取はもちろんいけませんので肝に銘じておきましょう。
毎日の食事に関して考え直すことは、味の良い母乳を生み出す以外にも、乳腺炎にかかりにくい体づくりができます。

授乳の仕方による改善

乳腺炎は、授乳の仕方を改善すれば見舞われにくくなります。
赤ちゃんを横にした状態で抱っこしながら母乳を飲ませる方法が一般的ですが、乳腺がスムーズに流れるようにするには、赤ちゃんに色々な向きで母乳を飲んでもらうと効果的です。
授乳クッションと呼ばれるグッズを活用して、フットボール抱きをしたり横抱きをしたりと変化させながらおっぱいを飲ませましょう。
各側の乳房で、赤ちゃんの向きを変えて5〜10分ほどかけて授乳を実践していきます。
乳腺炎を生じそうな際や、なってしまっているのであれば、この二つの飲ませ方以外にもたくさんの方向で角度を切り替えながら授乳を実践しましょう。
あと、赤ちゃんがどういう風に乳頭を口に入れるのかについても重要な事柄となります。
授乳の際にくわえ方が浅いと、細かったり端のほうにある乳腺から母乳が排出されない恐れが出てきて、乳腺炎を招きやすくなってしまいます。
赤ちゃんの口を広く開けさせてあげて、乳首を深く口の中に入れてから授乳しましょう。
乳腺が詰まっているときは、詰まっている部分が赤ちゃんの下あごに持ってくるようにして母乳をあげましょう。
その他、月齢が高くなると、夜間に目を覚ますことはほぼないという赤ちゃんも中にはいるものです。
とはいえ、母乳を作り上げるホルモンは、夜間に働きが増して母乳を出させます。
このため、夜間に母乳を排出しないと乳腺内に母乳が詰まってしまう恐れもあり、乳腺炎を引き起こしてしまいます。
そして、授乳と授乳の合間の時間を取りすぎると、赤ちゃんにとっても良くありません。
少し前に作られた母乳を飲むことになるため、新しいものとは言えず味も落ち込んでしまうからです。
離乳食を摂るようになると、昼の時間帯にする授乳の間隔が広くなってしまいますが、夜の間はきちんと3時間ごとに母乳をあげるように心がけましょう。
赤ちゃんが起きていなくても構わないので、眠った状態で乳首をくわえさせてあげるようにすると、ちゃんとおっぱいを飲んでくれるでしょう。

乳腺炎に母乳マッサージ

乳腺炎でもっとも有効な手段が母乳マッサージの方法です。
母乳マッサージというのは、有資格者の助産師がするもので、乳腺炎を回復させるだけにとどまらず、乳腺炎にならないようにしたり母乳が正常に出るようにするのにも活躍してくれます。
母乳マッサージは自分ですることもできますが、やり方に誤りがあると乳腺の詰まりに繋がってしまうこともあるので、十分に注意しなくてはいけません。
自分一人でマッサージを行うのであれば、乳腺炎をあらかじめ防いだり乳腺炎を生じそうなときにやります。
乳房の基底部が硬くなっている場合、円滑に母乳が出なくなってしまうため、基底部分をマッサージで揉んでいきましょう。
まずは、左乳房の横部分は右手を用いてボールを握るかのように掴み、別の手は乳房のわき側の端にセットし、外から内側に力を入れます。
その次は、乳房の底側を逆側の手を使いボールを握る要領で掴み、片方の手は斜め横に持ってきて、斜め横から上に向けて力を伝えます。
さらには、下から上に向けて同じような具合に力を与えて行います。
いずれも三回ずつ施すように心がけましょう。
さらに、乳頭マッサージというのはうつ乳の防止にもなりますので、行うと良いでしょう。
乳首をつまみ、いろいろな方向にしながらゆっくり圧を抜いていきます。
けれども、乳腺炎を患った人ならなおさら、自分でマッサージをやるのではなく、助産師などのプロに頼んだほうが好ましいです。
専門としている人が行う母乳マッサージで世間に浸透しているのは桶谷式に該当するものです。
日本で事業を興している助産師は数多くいるのです。
母乳マッサージのみならず、育児相談も行っているため、自分の母乳で赤ちゃんを育てていこうと思っている母親の頼もしい存在です。
乳腺に詰まりが起こった場合でも大して痛まないマッサージを実践し、乳腺が円滑に流れる状態にし、柔らかい乳房がよみがえります。

乳腺炎の早期治療

乳腺炎にかかってしまったら、後回しにせず早い治療が要求されます。
最初は、方向を変更しながら授乳を試みると良い作用が得られるでしょう。
とりわけ白斑やしこりが現れている場所に赤ちゃんの下顎を持ってきて母乳を与えます。
しこりの現れている場所に指で圧を加え、母乳の流れを促すことによって、乳腺の詰まりが解消される可能性もあります。
そして、乳房が痛かったり、熱くなっているようであれば、ジャガイモやキャベツでできた湿布を貼ると活躍してくれます。
キャベツを使用した湿布であるなら、準備するのはキャベツの中でも大きな葉で、乳房を除外した乳房全体に被せて、チョットのあいだ放置しておきます。
それからじゃがいもを使った湿布の場合は、ジャガイモ以外に小麦粉・酢・ガーゼ・薄い布が欠かせません。
皮を剥いたジャガイモをすりおろして、そこに酢を一滴ほど垂らし、徐々に小麦粉を加えていき、耳たぶほどの柔らかさになるようにします。
ここまでやったら、厚みを2〜3ミリ程度として薄手の布の上に取り出し、これにガーゼを覆って、ガーゼの側を特に痛い部分に当たるようにしてテープなどでくっつけます。
じゃがいも以外に里芋の粉であっても乳腺炎の処置に活躍してくれます。
こういった湿布は野菜を使っているので、母乳にとっても赤ちゃんにとっても害がないことが大きな利点です。
急激に冷えると逆に乳腺の流れが悪くなるため、そんなに冷えることがない冷えピタを湿布としてチョイスするといった方法をとっても良いでしょう。
それで、このような湿布治療を行うことで乳腺の詰まりが改善され、痛みが軽くなってくるので、そうなってからまた母乳を飲ませるようにしましょう。
その他には、食事を見直し、授乳の間隔が過度に開かないように、これまでよりちゃんと授乳を実践します。
一時的な治療を行ったあとは、専門としている人に母乳マッサージをしてもらってください。

手術による乳腺炎治療

乳腺炎には軽度から重度の症状まで様々ですが、授乳方法や食生活を改善したり、母乳マッサージをやってみても、少しも症状が良くならないこともあるでしょう。
このような場合は、ひどい乳腺炎になっていることが考えられ、乳房の痛みを感じたりしこりが発生するだけではなく、乳房が満遍なく熱を持った状態になり、風邪をひいているわけでもないのにひどい熱が出て体が寒さに襲われます。
これに該当するようなときは、乳房内に膿ができて乳腺に詰まりが生じているので、最終手段として乳腺を切開することになります。
乳腺を切開する場合、乳腺外科に行く必要がありますが、家の近所にそういったところがないなら、外科で受け付けてもらえます。
乳腺を切り開く手術というのは、乳房の部分に局部麻酔をし、切開して膿を排出します。
通常は日帰り入院で済むことが多く、約一ヶ月は通院することが求められます。
管を切開を行った箇所に挿入して、当面はその管を介して母乳や膿を排出します。
そこから、患部の消毒を試み、消炎剤や抗生物質などの薬を渡されて、当面は服用を続けます。
様子を見ながら手術から数日で、授乳を再開することも可能です。
病院で出される薬というのは、母乳育児をしていても構わない薬が用いられます。
乳腺炎を生じても、切開しなければならない状況に陥る人は稀だと捉えられています。
乳腺炎の症状が進行することには特定の理由があるのですが、もっとも多い要因とされているのは不健康な生活です。
口にする食べ物に配慮しちゃんとした方法で母乳を与えることができていれば重度の乳腺炎を患うことはないと言ってしまっても構わないでしょう。
また、軽い乳腺炎であってもそのまま治療せずに放っておくと症状が進み、乳腺を切開しなくてはいけなくなることもあります。
早いうちに対応をしていき、母乳マッサージを取り入れたり、口にする食べ物や母乳の与え方に注意を払うようにすれば、面倒な状況に追い込まれることがなくなるでしょう。